すぐに迎えに来るという真田くんの言葉をどうにか遠慮して、3時間後で約束をした。
徹夜には慣れているとはいっても、体はまだぼんやりと仮眠中。
とりあえずゆっくりとお風呂に入りたい。
夕べ、部屋の片づけをしたあとそのままソファに倒れこんだ体は、少々埃っぽいし。
お風呂にお湯を張りながらコーヒーメーカーのスイッチを入れた。
しばらくすると部屋に満ちてくるコーヒーの香りが眠気を押しやるような、気がする。
やっぱり眠いものは眠いけれど。
そんなぼーっとした意識の中でも、真田くんと会えると思うと気持ちは弾む。
そして、かなりどきどきする。
昨日ほんの少しの時間を共有しただけの、お互いを何も知らないに等しい相手なのに、会えると思うとそれだけで嬉しくなる。
胸がきゅっと締まるような、何かで埋められていくような思いは私の呼吸も乱して、思わず自分の体を自分の両腕で抱きしめてしまうくらいに窮屈な感覚。
生まれて初めてのその苦しさに出会うのが、22歳にもなった今だなんて笑えるな。
普通の女の子なら、もっと早くに味わっていたはずの思いなのに。
この年になってようやく感じた。
これが、初恋ってものなんだな。
徹夜には慣れているとはいっても、体はまだぼんやりと仮眠中。
とりあえずゆっくりとお風呂に入りたい。
夕べ、部屋の片づけをしたあとそのままソファに倒れこんだ体は、少々埃っぽいし。
お風呂にお湯を張りながらコーヒーメーカーのスイッチを入れた。
しばらくすると部屋に満ちてくるコーヒーの香りが眠気を押しやるような、気がする。
やっぱり眠いものは眠いけれど。
そんなぼーっとした意識の中でも、真田くんと会えると思うと気持ちは弾む。
そして、かなりどきどきする。
昨日ほんの少しの時間を共有しただけの、お互いを何も知らないに等しい相手なのに、会えると思うとそれだけで嬉しくなる。
胸がきゅっと締まるような、何かで埋められていくような思いは私の呼吸も乱して、思わず自分の体を自分の両腕で抱きしめてしまうくらいに窮屈な感覚。
生まれて初めてのその苦しさに出会うのが、22歳にもなった今だなんて笑えるな。
普通の女の子なら、もっと早くに味わっていたはずの思いなのに。
この年になってようやく感じた。
これが、初恋ってものなんだな。

