俺はしばらくあの子のことを考えていた。

可愛かったよな...

好みじゃないのに...

何だろ...

変な感じがする。

携帯を取り出して親友の
高宮 優二 -タカミヤ ユウジ-
にメールをした。

そして少し遠回りをして学校の屋上へと向かった。

屋上に続く扉を開けたら、
生暖かい風がふいていた。

その風に甘くていい香りがのって、俺の鼻をついた。

...?
この匂い...





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