だめだ…。
涙が止まらない。
あの電話が終わってからもう何時間経ったんだろう?
もう寝よっかな…。
何時かわからないけど、寝よう。
寝れば、なればきっと忘れれるよね。

ベッドで横になってもまた耳に響いてくる。
『別れよ』
『ありがと』
『ごめんな』
『楽しかった』
ずっとその言葉たちが頭の中をループしている。

「なお…っくん…っ」
何も言えなかった。
嫌だって言えなかった。
後悔しまくりじゃん。
こんなんじゃ忘れられないじゃん…。