「あっ、安藤くん!!! 何でここにいるの!?」 びっくりして立ち上がって固まるあたし。 「何で、あすみが謝るの?」 ここになぜいるかとか、そんな話はすっ飛ばして、あたしを抱き締めた。 「俺、あとにも先にも好きなのはあすみだけだよ。」 「寺崎のことも早く誤解ときたかった。」 耳元で聞こえる安藤くんの声にあたしの胸は苦しくてぎゅっとなる。 「俺、期待してもいい?」 「あすみが俺のこと好きだって。」