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「あすみ~!!!」

「成実~!!!」


「かーわーいーいー!!!」


成実のお母さんに浴衣を着付けてもらったあたしたちはお互いに誉めあいながらお祭りに向かっていた。


「でも良かったの?安藤の誘い断っちゃって。

そのかわいい浴衣姿、見せれたのに~」


成実があたしにそう言ってくる。


「本当はちょっと、後悔してるかな。」


照れくさくてうつむきながら成実にそう言った。


もうあたしは安藤くんのこと好きなことに気付いた。

まっすぐあたしを見てくれてる安藤くんならあたしも疑わずに前に進めるって気付いたから。