「いや、別に何でもないよ!」 「ため息つくと幸せ逃げるらしいぞ」 「あ、うん」 俊司なりのフォローなんだろうけど何か違うんだよな~ ぼんやりまたノートに目を移すとガタッと音をたてて安藤くんが立ち上がった。 「飲み物買ってくるわ。」 そう言って安藤くんが出ていくとすかさず遥香があたしたちに話しかけてきた。