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『大丈夫?
 ケガしてるみたい
 今、治してあげるね』





『神の力を秘めし鍵よ
 主の願いを叶えたまえ
 願いは癒しの力なり
 主、杏の名のもとに
 ここに命ず』



ぱぁぁぁぁ



「すごい!! 
 傷は治っちゃった!!
 ありがとう!
 あなたの名前は?」



『私は杏だよ♪』



「私は神崎 怜奈
 よろしくね」




これが私の人生を狂わせていく人物に
なろうとは思ってもみなかった