「麗。おせぇよ」
『……………は?!』
そう長渕が私の席に座っていたのだ。
どうしてこうなった?!
何故私の席を知っている?!
「はやく行くぞ」
『はあ?!』
何言ってんだこいつ!
そう思ってるといきなり私の手首をつかんで歩きだした。
『ちょっ!バックってあ?!』
長渕がバックを二つ持ってる。
一つは自分のもう一つは私のた。
人形とジャラジャラしているキーホルダーが
バックから垂れ下がっている。
どっからどうみても私のバックだった。
昇降口につくと、やっと手を離してくれた。
「……………悪かったな」
『はあ?何?』
「いきなり連れ出して悪かった。ごめん」
おおおお?!
なっなななな長渕が謝った?!

