ヤンキー君とギャル子ちゃん



中澤さんをチラっと見るとなんとか生きてるってかんじだった。

早く病院に連れて行かなきゃヤバい。


俺は、中澤さんに何度も助けられたのに……
俺は………。




『おらぁっぁ!来いよ!』



ニヤニヤとバットやらナイフを持っている奴らが向かってきた。
俺一人に対し、相手は50人弱か………。

負けるな(笑)

こんな大人数相手に余裕で勝てるわけねぇ。

まぁ、風間さん達が来るまでの時間稼ぎにはなんだろうな。




そう思っていた時だった…………



ブォンッブブブォン
ブゥォン


ブブブォンブォンッ


ブブブォンブォンッ
ブォンッブブブォン


単車のふかし音が聞こえてきた。
確実に
こっちに向かってきている。