「そんな君たちに優しい滋様がプレゼン
トを差し上げよう!」


『いらね。』


「えぇぇ?!」


うるっせぇな。

『ろくなモンじゃねぇだろ。』



俺がこう言うと、滋はニヤッと笑った。



「コレ。」


ヒラヒラと二枚の紙を目の前でひらつかせた。



『なんだよ、それ』


「ん~?映画のチケット」