ストロベリー


私たちが仲良く下校していると、

酔い気味のおっさんに

ぶつかってしまった。

「あっ…すみません」

咄嗟に謝ったが、そのおっさんは私の

言葉を無視して歩いて行ってしまった…

と思いきや、くるりと振り返り、

鉄パイプをもって、私をターゲットに

しているのか、私に向かって歩いて来る

「えっ…」

ヤバイ!!殴られるっっ!

私は思わず、身を屈めた

そして、蓮に助けを求めた

「蓮っっ。怖いよっ…。助けてっ。」

「茉莉っっ。」

彼が、私の名前を叫んだとき、回りから

同じく鉄パイプを持った人が数人現れた

蓮は、一人一人その鉄パイプを

持った人を倒している。

もう、ダメだ…。と半ば諦めかけた時

私は、誰かに後ろから抱き締められた。