「ふぅー」 私、仲村茉莉はいつもの通学路を 下校している途中だった。 今日は、私の誕生日。 そして、今は最高の幸福者。 私のトナリには、私の彼氏がいる。 彼は、赤石蓮。 昨年、思いきって告白したら、なんと 両思いだったのだ。 「茉莉。誕生日、おめでと」 「ありがとう蓮。私、超幸せ」 そう言ったら、次の瞬間 彼にキスされた 本当に、今日まで幸せだった。 このあと、私と蓮に大きな傷が残る だなんて、思っても見なかった。