その後も俺と坂下は、様々なアトラクションを楽しんでいく。
彼女が選ぶ乗り物は全て、迫力と恐怖を重視した激しいものばかり。
わかってはいたけれど、絶叫系が苦手な俺は、途中から歩くのも辛くなってきていた。
そういえば、中学の修学旅行で遊園地に行ったときも、こんな感じだった。
普段は落ち着いてて穏やかな性格の彼女が、同じジェットコースターに何度も乗ったときは、三浦と2人で失笑した覚えがある。