ひまわり(第2章まで公開)

彼女といつものように話していた矢先、俺は店に入ってきた見覚えのある顔を見て、真っ青になった。
店員として、彼らを案内しようとする坂下。
すると、彼らは俺を指で差し、この席に来ようとしている。
「お前ら、なんでここに?」
俺は、あからさまに嫌な顔をした。
前の席に座ってケラケラ笑うのは、悟と広美ちゃん。
「なんか急いで出かけていくから、後をつけようぜって話になってさ」
「あたしはやめようって言ったんだけど」
「なんだよ、お前も楽しんでたくせに」
「楽しんでないもん、サトが1人で…」
2人は俺に答えた後、いつものようにじゃれ合い始める。
予想外の展開になり、俺はこの2人をどうしようかと焦っていた。