ひまわり(第2章まで公開)

彼女が働くこの店に通うようになってから、もう一週間が経った。
毎日、同じものを頼んでいるから、注文するものを彼女が覚えていても当たり前。
食事に行ったとき複雑そうにしていた彼女も、いないときに俺が来ないようにと、今になっては休みの日も教えてくれる。
さっき、悟たちを見ていて思ったことがある。
少し前まではあの2人の幸せそうな姿を見るのが嫌だったのに、今の俺は何も感じていない。
むしろ、楽しそうだなと微笑ましく見れるようにもなっていた。