それから、1週間はすぐに過ぎていった。
広美と会うことも、話すこともなく、謝ることもできないまま、朝方まで夜遊びに明け暮れる毎日。
もう、広美が彼氏とどうなっているのかなんて、考えないようにして過ごしていた。
…考えないようにしていたのに。
「サト兄! やばいって! 起きて起きて!」
土曜日の朝、熟睡しかかった頃に、竜介に叩き起こされた。
「…なんだよ」
低血圧な俺は、眠い目をこすりながら顔をしかめた。
「姉ちゃんが、彼氏んちに泊まるっぽいんだよ!!」
広美と会うことも、話すこともなく、謝ることもできないまま、朝方まで夜遊びに明け暮れる毎日。
もう、広美が彼氏とどうなっているのかなんて、考えないようにして過ごしていた。
…考えないようにしていたのに。
「サト兄! やばいって! 起きて起きて!」
土曜日の朝、熟睡しかかった頃に、竜介に叩き起こされた。
「…なんだよ」
低血圧な俺は、眠い目をこすりながら顔をしかめた。
「姉ちゃんが、彼氏んちに泊まるっぽいんだよ!!」



