俺は健二に、土曜日のことをすべて話した。
でも、広美を泣かせてしまった俺の気持ちは、健二には理解ができないようだった。
「てっきり、昨日の電話は、エッチの感想だと思ってたのになぁ~」
「あんな顔見てできるほど、俺は鬼畜じゃねぇよ」
「反対にもえるんじゃね?」
「馬鹿じゃん」
話が行き詰まり、俺は重い空気を捨てて、健二の冗談で笑っていた。
その時、突然、ポケットの中が震えだす。
俺は健二と話しながら、携帯電話を手に取り、画面を見る。