「なんで、俺が広美を…」
なんで、知ってんだよ? とあせりつつも、俺は、ばれないように冷静に返した。
だけど、
「そんなの、サト兄の態度見てれば、誰でもわかるって」
竜介は同じように隣に腰掛けて、本音を聞き出そうとしてくる。
小さい頃、竜介は俺と広美の後ばかりついてきていた。
年が3つも離れていたから、俺と広美は遊んでいて、邪魔に思ったこともある。
でも、無邪気に駆け寄ってくる姿が可愛くて、突き放すこともできず、相手をしていた。
竜介が中学に入る時は、俺は高校生になるわけで、背を抜かれていても、年の差は変わらない。
ずっと、ガキだと思ってた。
だから…
なんで、知ってんだよ? とあせりつつも、俺は、ばれないように冷静に返した。
だけど、
「そんなの、サト兄の態度見てれば、誰でもわかるって」
竜介は同じように隣に腰掛けて、本音を聞き出そうとしてくる。
小さい頃、竜介は俺と広美の後ばかりついてきていた。
年が3つも離れていたから、俺と広美は遊んでいて、邪魔に思ったこともある。
でも、無邪気に駆け寄ってくる姿が可愛くて、突き放すこともできず、相手をしていた。
竜介が中学に入る時は、俺は高校生になるわけで、背を抜かれていても、年の差は変わらない。
ずっと、ガキだと思ってた。
だから…



