「あ、帰るの?」 お盆にジュースをのせて、部屋に戻ろうとしていると、部屋から健二が出てきた。 俺は立ち止まって、声をかける。 「うん。可愛い子じゃん」 健二は鞄を肩から提げて、ニヤリと笑った。 俺は気まずそうに、からかう彼を見送っていく。