みずたま(第3章まで公開)

「プロレスごっこしてたの?」
「あ、うん。最近、運動不足だから…」
テーブルの側に腰を下ろす彼女に、ギクシャクしながら返事をする俺。
健二は、そんな俺をニヤニヤと笑いながら、眺めている。
「あ、俺…ジュース入れてくるわ!」
気まずい空気に耐えられず、俺は逃げ出すように、部屋を出た。
「マジかよ…」
ドアを閉めて、冷や汗をかく。
絶対、後で冷やかされる…。
俺は肩を落として、台所へ向かった。