みずたま(第3章まで公開)

「気をつけろよ」
数日後、久しぶりに家に来た健二が、鋭く言い放つ。
バイトの話をしていた俺は、テレビゲームをしながら振り返った。
「何に?」
「真奈ちゃん」
聞き返すと、健二は雑誌のページをめくりながら、真剣な顔をしていた。
「あの子、まだお前のこと好きなんじゃね? 友達だと思ってるようには見えねえ」
雑誌から目を離し、俺を見る健二。
その言葉を聞いて、俺の頭の中にこの前の真奈が浮かんだ。