「お前も本命ができたら、そうなるよ」
俺はそう言って、部屋に入ってきた女の店員に愛想を振りまきながら、ウーロン茶を口にする。
すると、健二は画面を見つめたまま、真顔になった。
「どした?」
画面に映る歌詞に色がついても、歌わない彼。
俺はストローから唇を離して、声をかける。
「あ、あぁ…ごめん」
我に返る健二は、マイクをぎゅっと握り締めて、歌い始めた。
健二の歌を聴きながら、俺はさっきも歌った曲を送信する。
「またかよ!」
画面上に記されるタイトルを見て、マイク越しで突っ込む健二。
俺は大口を開けて、笑っていた。
俺はそう言って、部屋に入ってきた女の店員に愛想を振りまきながら、ウーロン茶を口にする。
すると、健二は画面を見つめたまま、真顔になった。
「どした?」
画面に映る歌詞に色がついても、歌わない彼。
俺はストローから唇を離して、声をかける。
「あ、あぁ…ごめん」
我に返る健二は、マイクをぎゅっと握り締めて、歌い始めた。
健二の歌を聴きながら、俺はさっきも歌った曲を送信する。
「またかよ!」
画面上に記されるタイトルを見て、マイク越しで突っ込む健二。
俺は大口を開けて、笑っていた。



