「ごめんね!つい驚いて…」
「驚いたからって、そんな言い方はヒドイじゃない」
「ごめん、ごめん」
さすがに、これはマズかったな。
反省、反省…。
それにしても、妊娠かぁ。
龍之介さんと亜子さんが、パパとママになるなんて…。
素敵。
どおりで、電話口の声が明るかったわけだ。
「たぶん、龍から彰斗に連絡があるとは思うけど、由依奈には自分から伝えたくて…」
「ありがとう。お陰でこっちまで、幸せな気分よ」
思いがけない報告に、あたしはテンションが上がる。
「由依奈の報告も楽しみにしてるから。彰斗、子供を欲しがってるんでしょ?」
「えっ!?」
子供を欲しがってる?
そんな話は一度もした事がないよ。
驚くあたしに、亜子さんは言った。
「龍が言ってたよ?彰斗は由依奈との子供を欲しがってるって」

