彰斗の実家は、だだっ広い一戸建ての家。
洋風な造りになっていて、あたし好みの家だった。
彰斗いわく、”フランス”を意識した造りなんだって。
一般的な家の2.5倍以上はありそうな広さで、庭には緑に覆われた芝生がある。
そして、色とりどりの花が咲いていてとっても可愛い感じだ。
その家のリビングに通されたあたしは、またまた絶句をしてしまった。
クリーム色のゆったりとした革張りのソファーに促され、座りながら思わず辺りを見回してしまう。
白と緑の家具が基調のカントリー風は、どこかで見た様なおとぎ話に出てくる家みたい。
すご~い!!
可愛い!!
「この家の雰囲気が苦手でさ。だから、オレが住んでいる家はモノトーンにしているんだよ」
苦笑いする彰斗に、あたしは首を振った。
「あたしは大好き!すごく可愛い感じなんだもん」
あたしも住みたいなぁ。こんな家。
うっとりしていると、キッチンから紅茶を持ってきたお母さんに声をかけれらた。
「気に入ってくれて嬉しいわ。この家は全部私の好みで建ててもらったのよ」

