「どういうことだ!?」 「ふざけているじゃないか!」 そんな怒号にも怯む事なく、彰斗はこう答えたのだった。 「私は彼女と結婚をします。柏木由依奈。彼女が私の未来の妻となる事を、今皆さまの前でご報告します」 その瞬間、それまで聞こえてきたヤジはすっかりなくなり、シンと静まり返ったのだった。 「社長…、素敵です」 美加は、うっとりとした顔をしている。 そして、あたしはというと…。 涙を堪えながら呟いたのだった。 「バカ彰斗。あたしにプロポーズする前に、そんな宣言をしてどうするのよ…」