「まずは、株主の皆さまに、今回の騒動をお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした」
頭を下げる彰斗に、会場はシンとなる。
「私と葉山亜子さんとは、そもそも婚約はしていないですし、今後もその予定はありません」
キッパリと言い切った為に、会場がざわつき始めた。
「では、最初の記事はでっち上げなのか!?」
どこからともなく飛んできた質問に、彰斗は冷静に答えた。
「そうです。事実無根です」
「それでは、この間の記事は?ここの会社の社員と、付き合っているという噂は!?」
まるでヤジの様な質問に、あたしと美加は生唾を飲み込む。
「それは本当です」
この言葉に会場は、今日一番のボルテージが上がった。

