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「あ~、本当に疲れたなぁ」


家へ戻った早々、彰斗はさっさとお風呂へ入り、部屋着へ着替えたのだった。


ソファーに座り、缶ビールを開けている。


彰斗に遅れてお風呂を終えたあたしは、隣に座った。


「ねえ、彰斗。あたし、信じるからね?あの言葉を…」


腕を掴み、見上げるように言う。


「あの言葉…?」


「うん。あたしと付き合ってから、安らぎを見つけたってヤツ…」


すると、彰斗は穏やかに微笑んで、あたしの頬に軽く触れた。


「うん。信じて欲しい。それと…、本当に約束をするから。由依奈を守るって」


「ありがとう…」



一つ問題が解決されても、あたしたちの目の前には問題が山積みだ。


だけど今、それを乗り越えたいって心から思う。