「でも、これで一件落着…ってわけにはいかないわね?」
亜子さんは、“ヤバイ!”といった表情を見せる。
すると、龍之介さんも困った顔をした。
「だよな…。彰斗のところも、もうすぐ株主総会だろ?叩かれるぞ絶対に」
株主総会!?
それは一体、何なの!?
また一人、話しに乗り遅れたあたしに気が付いて、彰斗は呆れた顔をした。
「うちは株式会社だから、年に数回の株主総会があるんだよ。株主ってのは、会社にとっては大事な存在だからな」
「へ、へぇ…」
冷や汗を流すあたしに、龍之介さんが釘をさした。
「株主くらい知っとけよ。あんたにも無関係な話じゃないんだからな」

