しがないOLですって~!
もう一度手が出そうになった時、彰斗が乱暴にユウくんの胸倉を掴んだ。
これで、今日二度目だわ。
驚いたあたしは、彰斗に顔を向ける。
その顔は、明らかに怒りに満ちていた。
「最後に残るのが、由依奈だって?それが望みだから、いいんだよ」
ドスのある声で、ユウくんを責める様に話している。
「しがないOLでいいんだよ。オレは、由依奈が普通の女だから好きなんだ。何も持っていなくていい。お前、何か勘違いしていないか?」
生唾を飲み込んだユウくんは、苦し紛れにこう言った。
「殴れよ!殴りたいだろ?」
すると、彰斗はあっさりと手を離したのだった。
「オレは、お前と違ってガキじゃない」

