「オレは、彰斗さんの面目なんてどうでもいい。そう思っていたら、あの日、由依奈ちゃんと彰斗さんのネタを掴んだんだ」
「ねえ、ユウくん。あの日って?」
風香さんが立ち上がるのと同時に、ユウくんも立ち上がった。
「3月15日。由依奈ちゃんが、初めて彰斗さんに会った日…」
あの夜の事!?
あの日あたしたちは、尾行されていたってわけ?
「いいネタを掴んだと思った。それ以降も、どんどん仲良くなるから、こりゃいいやと思って」
信じられない。
ユウくんが?
あのユウくんが、そんな事をしていたなんて…。
「いつか、彰斗さんとの関係を聞いた事があったろ?」
「会社の近くで、お昼に会った事よね?覚えているわよ」
こっちは、怒りが込み上げてくる。

