「私がいけなかったの。寂しさだけじゃない。懐かしさもあったから。すぐだったもんね。私たちが関係を持ったのは…」 あまりにも衝撃的な真実に、ただ呆気に取られる。 「それでもオレは、風香が幸せなら良かった。だけど、彰斗さんが亜子さんと婚約するなら、風香が傷つく。そう思って…」 「そう思って?」 それまで黙っていた亜子さんが聞いた。 「ずっと彰斗さんを記者に張らせていたんだ。何かネタを見つけて報道してもらって、風香と別れさそうと…」 何だか、聞いて呆れるわね。 あまりにも浅はかな考え方で。