「うん…」
思った以上の周りの反応に、さすがに戸惑う。
だけど次の一喝で、その雑音は消されたのだった。
「うるさいわよ!」
フロアに響くほどの大声で、お局様が叫んだのだった。
「あんたたちね、情けないと思わないの?陰湿な悪口ばかり言って」
課長が、あたしを庇ってくれている…。
いつもは厳しい上司なのに、意外な行動に感動してしまった。
「ひいきですって?今までの彼女を見ていて、そんな雰囲気があった?」
その質問に、みんなが俯く。
「そんなに言いたい事があるなら、社長室に行きなさい!直接、社長に言えばいいでしょ?」
すっかり静まり返ったフロア。
お局様は、息まで切らせている。
「ほら、早く仕事を始めなさい!」
その言葉にみんなは、いそいそと仕事を始めたのだった。

