「0時なんだけど…」
とうとう日付が変わったというのに、ちっとも帰ってこない。
まさか、風香さんといるとか…?
そんな想像をして、青ざめるあたし。
携帯は壊れたままだから、連絡も取れないし…。
寂しさと不安から、涙がじわりと溢れてくる。
「彰斗のバカ。待ってる時は帰ってこないんだから」
キレイなネオンの景色も、一人だと余計に孤独を感じてしまう。
二人だったから…、彰斗と一緒に見たからロマンチックに映ったんたわ。
「もしかして、彰斗も寂しかった?一人で見ていて…」
目を閉じると、頬に涙が伝わって、余計に寂しさが増してしまった。

