「えっ?」
「だけどここは、もう少し大きくした方がいいかな?」
突然、声をかけられて動揺したけれど、次の瞬間、もっと声を上げそうになった。
彰斗は、左手をデスクに置き、右手でパソコンを指差している。
目の前で見えた指輪。
それは…。
あたしとのペアリングじゃない!!
何で、それをつけているの!?
「どうした?」
呆然と指輪を見つめるあたしを、彰斗は気に留める様子もない。
「い、いえ。何でもないです。ここを直せばいいんですよね?」
マウスを持つ手が、思わず震えてしまった。
だって、この指輪をつけているなんて、まるで想像もしていなかったから。

