シークレットな極上LOVE



「由依奈、風邪は大丈夫なの?」


今日の会議は、入社式でも使ったホテルで開かれ
る。


広間にはイスが並べられ、他のみんなと同様に、あたしと美加も座って社長が来るのを待っていた。


「もう大丈夫。一晩寝たら良くなったわ」


あたしたちの席は、ちょうど真ん中辺り。


その方が、周りに埋もれて目立たないだろうと思ったから。


「安心した~。一人だと心細いのよ」


ホッとため息をついた美加は、あたしの耳元で囁いた。


「さっき、噂しているの聞いたんだけど、社長って結婚するらしいね?」


「えっ!?」


思わず声をあげてしまい、周りからチラチラ見られてしまう。


「シーッ!あくまでも噂なんだから」


唇に立てた人差し指を当て、美加は小声でそう言った。