次に目が覚めた時は、もう22時をまわっていて、彰斗の代わりにお局様が帰っていた。
お風呂にも入り終えたらしく、すっかり部屋着に着替えてくつろいでいる。
「あ、柏木さん。起きた?体調どう?」
「課長…。だいぶスッキリしました」
ベッドから起き上がると、さっきより体を軽く感じる。
「柏木さんごめんね。社長に言っちゃって」
「いいんです。それより、ご迷惑をおかけしました」
ダイニングテーブルで、ビールを飲んでいる課長の向かいに、あたしも座る。
「うっかり知られちゃって。私が柏木さんの休みの理由を言っていた事を」
「そうなんですか…」
「うん。そうしたらね、半ば脅されて吐かされちゃったわけ」
お局様は、笑いながら言った。
「社長、本当に柏木さんが好きなのね」

