あれ?
意外とすんなり理解してくれたな…。
ちょっと拍子抜けしていると、彰斗はおでこをあたしに当ててきた。
「ちょっ…!」
何するのよ!?
今、離れたいって言ったばかりなのに。
「まだ、熱があるな。寝てた方がいいよ。側にいるから」
「えっ!?そんな必要ないって。子供じゃないんだから」
あたしの言った意味、理解している?
その言葉が喉まで出かかった。
「坪根さんに、鍵を返さないといけないんだよ」
「あ、ああ…。そうなんだ。分かったわよ」
渋々ベッドに横になる。
「お前、薬は?」
「あっ、テーブルの上に…」
起き上がろうとするより先に、彰斗が薬の瓶とペットボトルを持ってきてくれたのだった。

