――――
―――
「ん…」
どれくらい眠っていたのかな?
自然と目が覚めた時には、すでに外は真っ暗だった。
「だいぶ、スッキリしたかも」
結局、一日中眠っていたわけね。
ゆっくりと起き上がっても、足がフラつく。
おぼつかない足取りで、あたしはキッチンに向かった。
「喉が渇いたな」
用意してもらったミネラルウォーターを飲んでいると、手荒く玄関のドアが開く音がした。
「課長?」
もう帰ってきたのかな?
それにしても乱暴な開け方ね。
と思っているあたしの目の前に、飛び込んできたのは課長ではなく…。
「由依奈!」
「あ、彰斗!?」
彰斗だった。