話を聞いたお局様は、しばらく絶句をしていた。 そりゃそうよね。 まさかあたしが、社長と付き合っているなんて、夢にも思わないはず…。 「巽社長の恋人が、柏木さん…?」 確認するかの様に、ゆっくりと口にする。 どんな反応をされるか、正直不安だったけれど、想像以上にお局様は感激したのだった。 「素敵だわ」 「そんな事ないです。もうすぐ、終わりですから」 半分、ヤケでそう言うと、お局様は優しく笑った。 「ねえ、柏木さん。私の話しも聞いてくれる?」