タクシーに乗ること10分で、亜子さんの家へ着いた。
「一人暮らしをしているの。だから、遠慮しないでね」
「は、はい…」
亜子さんの家も、彰斗の家に負けていない高級マンションだ。
やっぱり、高級住宅街で、周りには高そうな戸建ての家も建っている。
「どうぞ」
15階建ての13階に、部屋があった。
さすが女性の部屋だけあって、メインは白色。
家具は基本的に白色で、クリーム色のソファーとカーテンがある。
見たところ、2LDKってとこね。
「座って」
「はい…」
ソファーに促され、遠慮がちに座る。
どうでもいいけど、お金持ちの家のソファーって、柔らか過ぎて体が沈んじゃう。
「じゃあ、さっそく本題ね」
亜子さんは、カクテルの缶をニ缶持ってくると、あたしの隣に座った。

