…バサッ―。
「見て!」
美加が、あたしのデスクに置いたのは、経済誌の最新号だった。
まともに一冊を読み切った事はないけれど、一応社会人として知識を入れる為に、ページをめくった程度はある。
「これが何よ?」
「もう!真ん中のページ!ここを見て」
雑誌を開くとそこには、ニページにわたり彰斗のインタビュー記事が載っていた。
写真は、普段から企業紹介などで使っている上半身だけのものだ。
「これって、社長の記事じゃない」
驚くあたしに、美加は得意げに言った。
「ちなみに、次のページは新藤社長だけど、やっぱりうちの社長の方がデキル人よ」

