「由依奈ちゃん?」 「あの…、家はですね…」 ダメだ。 目がまわる。 そういえば、ユウくんが言ってたような…。 「このカクテル、足に来るし、忘れた頃に酔いが回るから気をつけて」 って…。 そうだ。 だから、今頃になってこんな…。 「由依奈ちゃん!?」 彰斗さんの声と共に、あたしの目の前は真っ暗になってしまい、そのまま意識を失った。 そして、次に目覚めた時、あたしは、とんでもない場所にいたのだった。