キラキラ輝くネオンをバックに、シャツをラフに羽織ったまま、彰斗はタバコを吸っている。 「坪根さんは、オヤジも相当気に入ってたから」 「先代の社長も!?」 「ああ。やり手だし、だけど気さくで面倒見が良くて、オレも頭が上がらない」 「そうなんだ…」 「あっ、課長から変な話し聞いてないよな?」 「変な話しって?」 「いや、聞いてないんならいいんだ」 ベランダに設置してある吸い殻にタバコを捨てると、彰斗はあたしを起こしに来た。