君がくれたもの(第4章まで公開)

コンビニの袋からジュースを取り出し、冷蔵庫に入れていると、後ろから輝緒が話しかけてくる。
聖は、一瞬“白浜行きのことを話しとこかな”と迷ったが、周囲の空気を読んで、口を開かなかった。
「…元カレかぁ」
ふと耳に入る、幹の声。
聖は、キッチンから、その声に振り返る。
そこには、テーブルの上にチーズケーキを広げて、仲良く食べる舞たちの姿があった。
美衣子と幹、そして幹の幼なじみの雪奈が、楽しそうに舞を冷やかしている。
聖は、何気なく4人に近づき、舞の背後に立った。