聖は、冷蔵庫へ向かう彼女にブツクサとつぶやきながら、後をついて回っていく。
そして、ジュースを飲み干す彼女の前で、キッチンのカウンターにひじをついた。
相変わらず、無愛想な彼女。
聖は、そんな彼女の姿を、この前と比べながら眺めていた。
そんな中、ふと目についたのは、彼女の髪の毛。
…伸びたために、生え際が黒く目立っている。
ジッと見つめすぎたせいか、舞はコップを口から放し、顔をしかめた。