あの花火の日以来、久々に顔を合わせる2人。
心配して駆けつけてくれた彼女を、自分は冷たく突き放してしまった。
聖は、不安げな表情の彼女を、ジッと見上げていた。
冷たくしたせいか、舞はおびえた面もちで構えている。
聖は沈黙を消すかのように、スッと片手を差し出した。
「…ん? …何?」
眉間のしわを消して、彼女はきょとんとした顔になる。
「土産」
聖はニヤリと微笑み、その手を軽く揺らす。
舞は浅くため息をつき、聖の手のひらをパシッとたたく。
「お前ねぇ、何もなしで毎回来やがって。菓子くらい買ってこいっちゅうねん」
心配して駆けつけてくれた彼女を、自分は冷たく突き放してしまった。
聖は、不安げな表情の彼女を、ジッと見上げていた。
冷たくしたせいか、舞はおびえた面もちで構えている。
聖は沈黙を消すかのように、スッと片手を差し出した。
「…ん? …何?」
眉間のしわを消して、彼女はきょとんとした顔になる。
「土産」
聖はニヤリと微笑み、その手を軽く揺らす。
舞は浅くため息をつき、聖の手のひらをパシッとたたく。
「お前ねぇ、何もなしで毎回来やがって。菓子くらい買ってこいっちゅうねん」



