数日後、聖と舞はテレビの前で、リモコンを取り合っている。
「また、あんたらは…。カグも、自分の部屋にテレビあるんやから…ええやぁん」
やれやれと言うかのような顔で、幹が口を挟んでくる。
「なんでやねん! 俺んちやのに、どこで見たって勝手やんけ! テレビ見たいんなら、家に帰れっ」
聖はそう言い返して、舞の手から無理やりリモコンをむしり取った。
あれから、聖と舞は以前より親しくなり、毎日のように口喧嘩を繰り広げている。
「あーっ! “俺んち”とか言うなら、お客に気を遣えよ!」
負けずに身を乗り出して、舞もまたリモコンに手を伸ばす。
「また、あんたらは…。カグも、自分の部屋にテレビあるんやから…ええやぁん」
やれやれと言うかのような顔で、幹が口を挟んでくる。
「なんでやねん! 俺んちやのに、どこで見たって勝手やんけ! テレビ見たいんなら、家に帰れっ」
聖はそう言い返して、舞の手から無理やりリモコンをむしり取った。
あれから、聖と舞は以前より親しくなり、毎日のように口喧嘩を繰り広げている。
「あーっ! “俺んち”とか言うなら、お客に気を遣えよ!」
負けずに身を乗り出して、舞もまたリモコンに手を伸ばす。



