君がくれたもの(第4章まで公開)

聖は、ぼんやりと浮かんだ彼女の姿を振り切るかのように、寝返りを打つ。
なんで、考えてまうんやろ…。
もう、どうでも…ええやん。
あんな…可愛げない女なんか、めんどいだけやし。
複雑に乱れていく感情は、睡魔と共に、暗闇の中へと消えていく。
聖は、枕に顔を伏せたまま眠った。
「やっぱり帰るんかぁ…」
翌朝、聖は大阪に帰ることを、叔父に話した。
「うん。月末に帰るわぁ。鳶もあるし」
「冬休みまでおってくれへんかぁ?」