君がくれたもの(第4章まで公開)

“たまり場に来なくなった”
それは、大阪に戻っても、顔を見なくて済むってこと。
今まで通り、働いて…金を集めて…。
聖は、何度も自分に言い聞かせた。
そして、閉じていたまぶたを、静かに開いていく。
暗い部屋に、天井から…ひっそりと吊るされた電気。
「…だっさ」
聖は、視界を腕でふさぎ、つぶやいた。
今まで、女なんか…適当やったのに。
働いてるときは、仕事に夢中で…考えることはない。
なのに、時間ができると…絶対に考えてしまう。
「めんどいやぁ…」