君がくれたもの(第4章まで公開)

「じゃあ、なんで、そんなデカイ声で否定してるん?」
美衣子は、聖の気持ちを見すかすかのように、ニヤニヤと笑い出す。
「…うっさいんじゃ。別に、俺は…何も思ってないし」
聖は、そばにあるクッションを枕にして、ソファーの上で横になった。
「“ハガキ忘れてたみたいやけど、同窓会行けたん?とか言うて、電話してみたら?”」
にんまりと笑みをこぼしながら、輝緒が顔をのぞき込んでくる。
「…だから、なんで、俺がアイツを気にせなあかんねん?」
聖は、輝緒を鋭い目つきでにらむと、体を起こして自分の部屋に入っていった。